配信予約API(キューイングモード)

必要項目を設定し、配信の予約および即時配信指示をおこないます。

キューイングモードとは

キューイングモードとは

接続方法

認証

キューイングモード配信をご利用いただく場合、認証情報をHTTPヘッダに設定します。

送信方向 設定項目  設定値  内容
リクエスト X-AutomailUser ユーザーID mail/auth/nameタグに設定するユーザーIDと同様の値を指定します。
配信でエラーになった際、メール通知をおこなう宛先となるため、管理画面の「管理者機能タブ > ユーザアカウント管理」よりアカウントにメールアドレスを登録してご利用ください。
X-AutomailPassword パスワード mail/auth/passタグに設定するパスワードと同様の値を指定します。
X-AutomailUseSite サイトID mail/auth/siteタグに設定するサイトIDと同様の値を指定します。
X-AutomailUseService サービスID mail/auth/serviceタグに設定するサービスIDと同様の値を指定します。
X-AutomailUseRequestId リクエストID mail/delivery/request_idタグに設定するリクエストIDと同様の値を指定します。
ご注意
キューイングモード配信は、XML内に記載された認証情報および、リクエストIDは参照しません。必ずヘッダ情報に指定いただきますようお願いいたします。

リクエスト

ボディパラメーター

XML形式で設定します。

項目 データ型 必須 説明
mail データなし ルート要素であり、API v1で使用するXMLをまとめる唯一の要素
delivery データなし 配信データに関する要素
詳細説明は以下をご参照ください。

delivery要素(共通)

delivery要素 (配信予約_リクエスト)

action 文字列 reserveを指定
request_id 文字列(64) リクエストIDを指定
setting データなし 配信に関する設定を行う要素
詳細説明は以下をご参照ください。

setting(配信予約)

send_date 文字列 配信時刻を指定
from_name 文字列(CDATA) 配信時に表示名に表示されるfrom名を指定
from 文字列 配信時に表示されるfromアドレスを指定
envelope_from 文字列 EnvelopeFromアドレスを指定
option データなし 配信オプションの要素
詳細説明は以下をご参照ください。

option要素(配信予約)

stop_time 文字列 配信禁止時間帯(配信停止時刻)を指定
start_time 文字列 配信禁止時間帯(配信再開時刻)を指定
lifetim 文字列 メール生存時間を指定
retry_interval 数値 リトライ間隔を指定
throttle 数値 1分間あたりにメールを送信する通数を指定
s_mime データなし S/MIME利用を指定
opened_flag データなし 開封確認機能の利用を指定
contents 数値 配信データを定義する要素
詳細説明は以下をご参照ください。

contents要素(配信予約)

image データなし 共通差込画像URLを指定
text 文字列(CDATA) 共通差込文言を指定
attach_file 文字列 添付したいファイルのURLを指定
subject 文字列(CDATA) メールの件名を指定
設定可能なサイズは、500Byte以下となります。
body 文字列(CDATA) メールの本文を指定
templete データなし テンプレートを使用して配信する要素
send_list データなし 配信対象者を定義する要素
詳細説明は以下をご参照ください。

send_list要素(配信予約)

data データなし 配信先の情報を指定する要素

data要素(配信予約)

adress 文字列 送信先のメールアドレスを指定
int_txt 文字列(CDATA) 個別の差込用データを指定
ext_txt データなし 要素textで指定された共通の差込用データを指定
ext_img データなし 要素imageで指定された共通の差込用データを指定
key_field 文字列(CDATA) 配信先ごとに取得したい情報を指定
ext_data データなし データベースに格納されているリストを使用して配信する場合の構成要素

ext_data要素(配信予約)

list_id 数値 複数リスト機能利用時に、配信対象とするリストを指定
query 文字列(CDATA) エンドユーザテーブルに登録されているカラム名を指定
extract_timing 文字列 配信データ抽出タイミングを指定

レスポンス

ボディパラメーター

項目 データ型 必須 説明
mail データなし
result 文字列 全体ステータス(認証エラー時などAPI個別処理前にエラーが発生した場合に出力)
※resultまたはerrors・deliveryのどれかが必須
errors データなし エラー(認証エラー時などAPI個別処理前にエラーが発生した場合に出力)
※resultまたはerrors・deliveryのどれかが必須
error 文字列 エラーメッセージ(認証エラー時などAPI個別処理前にエラーが発生した場合に出力)
delivery データなし 配信データ処理結果
※resultまたはerrors・deliveryのどれかが必須

delivery要素 (配信予約_レスポンス)

delivery要素(共通)

host_name 文字列 HOST名を返却する設定がある場合に返却
deliver_id 文字列 配信ID
request_id 文字列 リクエストID
exec_cnt 文字列 メール処理数(成功数)
result 文字列 全体ステータス
errors データなし エラー
error 文字列 エラーメッセージ
補足説明

  • 必須欄に「〇」がついている項目は必須項目であり、「△」がついている項目は同じレベルで下に続く項目のうちどれか1つが必須項目となります。
  • 「●」は親要素が選択されているときは必須項目となります。

サンプル

リクエスト

  • action~settingまで
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<mail>
  <delivery id="0">
    <action>reserve</action><!-- メール配信API呼び出し指定 -->
    <request_id>xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx</request_id><!-- 重複配信抑止リクエストID -->
    <!-- メール送信時の設定 -->
    <setting>
      <send_date>now</send_date><!-- 送信日時指定 -->
      <from_name><![CDATA[XXXXXXX]]></from_name><!-- from名に表示される文言 -->
      <from>xxx@xx.jp</from><!-- fromアドレスとして表示されるメールアドレス -->
      <envelope_from>xxx@xx.jp</envelope_from>
      <!-- 配信オプション -->
      <option>
        <stop_time>HHMI</stop_time><!-- 配信禁止時間帯指定(配信停止時刻) -->
        <start_time>HHMI</start_time><!-- 配信禁止時間帯指定(配信再開時刻) -->
        <lifetime>0000</lifetime><!-- 配信データの生存時間(秒) -->
        <retry_interval>0000</retry_interval><!-- リトライ実施時の、リトライ間隔(秒) -->
      </option>
      <throttle>0000</throttle><!-- 配信速度指定(通数/分) -->
      <s_mime use="0"/><!—S/MIME利用指定 -->
      <opened_flag use="0"/><!—開封確認利用指定 -->
    </setting>
    <contents>
      省略
    </contents>
    <send_list>
      省略
    </send_list>
  </delivery>
</mail>
  • contents要素subjectと要素bodyを使用
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> 
<mail>
  <delivery id="0">
    <action>reserve</action>
    省略
    <!-- 配信メール内容 -->
    <contents>
      <image id="1">http://xxxxxxxx/xxxx.gif</image><!-- 共通差込画像。複数指定可。 -->
      <text id="1"><![CDATA[ユーザー共通文字列]]></text><!-- 共通差込文言。複数指定可。 -->
      <attach_file>http://xxxxxxxx/xxxx.pdf</attach_file><!-- 添付ファイル。複数指定可。-->
      <subject><![CDATA[サンプルメルマガ]]></subject><!-- メールの件名 -->
      <!-- メール本文(テキストパート) -->
      <!-- HTMLメール配信時には、HTMLメールの受信不可端末や、HTMLメール受信拒否端末向けに、テキストパートの指定が必須となります。 -->
      <body part="text">
        <!-- ##ext_txt_1##が共通差込文言の差込場所です。 -->
        <![CDATA[##ext_txt_1## テキストメール本文です。]]>
      </body> 
      <!-- メール本文(HTMLパート) -->
        <body part="html">
        <!-- htmlフォーマットでメール本文を作成します。 -->
        <![CDATA[
          <html>
            <head></head>
            <body>
              ##ext_txt_1## htmlメール本文です。
              <img src="##ext_img_1##"><!-- 共通差込画像に指定しているURLで置き換わります-->
            </body>
          </html>
        ]]>
      </body>
    </contents>
    <send_list>
      省略
    </send_list>
  </delivery>
</mail>

要素contentsは、テンプレートを使用するかどうかで、構成要素が異なります。

  • contents要素templateを使用
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<mail>
  <delivery id="x">
    <action>reserve</action>
      省略
    <contents>
      <!-- 共通差込や、要素send_listで指定する差込文言等も、テンプレート利用時に使用可能 -->
      <image id="1">http://xxxxxxxx/xxxx.gif</image>
      <text id="1"><![CDATA[ユーザー共通文字列]]></text>
      <template id="0"/><!-- テンプレートIDを指定 -->
    </contents>
    <send_list>
      省略
    </send_list>
  </delivery>
</mail>
  • send_list要素dataを使用
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<mail>
  <delivery id="x">
    <action>reserve</action> 
    <contents>
      省略
    </contents>
    <!-- 送信対象指定 -->
    <send_list>
    <!-- XML内に指定する場合はdataを使用する -->
      <data id="1">
        <address device="3">xxxx@xxx.jp</address><!-- メール配信先アドレス -->
        <int_txt id="1">XXXXXX</int_txt><!-- 個別差込情報の指定 -->
        <ext_txt id="0">0</ext_txt><!-- 共通差込文言の指定 -->
        <ext_img id="0">0</ext_img><!-- 共通差込画像の指定 -->
        <key_field>XXXXXXXXX</key_field><!-- 補足情報を設定する場合に指定する。 -->
      </data>
    </send_list>
  </delivery>
</mail>

要素dataと要素ext_dataで、使用する要素が異なります。

  • send_list要素ext_dataを使用
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<mail>
  <delivery id="x">
    <action>reserve</action>
    <contents>
      省略
    </contents>
    <!-- 送信対象指定 -->
    <send_list>
      <!-- データベースを使用する場合はext_dataを使用。 -->
      <ext_data type="user_table"><!-- 属性typeはデータベース指定のみ -->
        <list_id>0</list_id><!-- 複数リストオプション利用時、使用リスト指定 -->
        <query><![CDATA[属性名=XXX]]></query><!-- 配信対象の抽出条件 -->
        <extract_timing>delivery</extract_timing><!-- 配信データの作成契機 -->
      </ext_data>
    </send_list>
  </delivery>
</mail>

レスポンス

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<mail>
  <delivery id="0">
    <host_name>xxxxxxxxxxxx</host_name><!-- HOST名返却設定時に付与 -->
    <deliver_id>xxxxxx</deliver_id><!-- 配信時に採番した配信ID -->
    <request_id>xxxxxxxxxxxxxx</request_id><!-- 配信時にリクエストIDを使用した場合に付与 -->
    <exec_cnt>0</exec_cnt><"-- 実際に配信を行った件数。 -->
    <result code="0">エラーメッセージ</result>
    <!-- 処理エラー時に、以下の情報が付与される -->
    <errors>
      <error kind="xxxxxxxx" code="0000">エラーメッセージ</error>
    </errors >
  </delivery>
</mail>